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津軽龍飛碕 階段国道(つがるたっぴざき かいだんこくどう)

 

伝統の木版画が今よみがえる !!

 

このビデオで浮世木版第1作「津軽龍飛碕 階段国道」の作成工程がご覧頂けます。(▷ ボタンを押してください)
浮世木版の作品は、200年来の伝統木版技術を受継いだ職人の手によって作り出されます。木版画は数多くの手作り工程を経て完成されますが、それら繊細な作業によって他の芸術にはない木版画独特の美が作り込まれます。

 

ここは本州の北の果て、津軽の龍飛碕(たっぴざき)。
この岬にある国道339号線には、国道にもかかわらず一部が階段通路となっていて、
車両等の通行不能な区間があります。通称「階段国道」と呼ばれる名所です。
この作品は、階段国道の上から眺めた夕陽に染まる海と空を、伝統の木版画技巧に
よって美しく表現しています。
オレンジ色に染まる北の果ての海を見つめながら、子どもたちは
何を想うのでしょうか‥?
家庭の暖かさが急に恋しくなる黄昏(たそがれ)のひと時。
幼少時代の甘く切ない記憶を思い出させるノスタルジックな作品です。

29,800 円 (税込)

夕日に染まる海の波の状況が、彫師の技法によって 繊細かつ大胆に表現されています。 とても手彫りとは思えない驚愕の技法によって、 木版画独特の世界が表現されています。

 

紅色に染まった空、木々の緑に おいては摺師のぼかし技法が 生かされています。 何回もの重ね摺りによって 木版画独特のぼかしを表現 しています。

 

伝統の木版画技巧においては、作画をする絵師、版木を彫る彫師、版木から和紙に摺る摺師、これら
3者による分業、共同作業によって、木版画が作成されます。この作品の絵師、彫師、摺師をご紹介します。

 

絵師:岡本辰春 (おかもと たつはる)

1964年 京都生まれ。京都市在住。
デジカメ・パソコン・プリンタを駆使しつつも、手描きの要領で丹念に制作して
和紙に表現する独自手法のデジタルアートを1997年に考案。
"浮世絵は骨董品であってはならない"という持論を掲げながら、現代の最新ツールを
用いて浮世絵の世界を描くという、世界でも類を見ない画家(絵師)である。
少年時代より浮世絵版画、特に歌川広重の名所絵には大きな影響を受け、
現代の風景を描写しながらも、暖かくてどこか懐かしいノスタルジックな作風が
持ち味であり、「平成の広重」とも呼ばれるべき世界観を持っている。
また、岡本氏は彫師・摺師による伝統的な木版画技法にもたいへん関心を持って
いることから、このたび彼の代表的作品である「津軽龍飛碕階段国道」の木版画化が実現した。

 

彫師:関岡扇令 (せきおか せんれい)

1957年  東京生まれ。東京都荒川区在中。本名:関岡裕介。
代々摺師の家系に生まれたが、二代目扇令の父親の勧めにより、19才より彫師の道
に入り、大倉半兵衛に弟子入りし、7年の修行を積んだ。
38年ものキャリアを持つその高い技巧は、単に原画に忠実に彫るだけではなく、
原画の甘い線を補完した彫りもできる、創造性の高い技巧を有している。
この作品においては、海の波の状況が、師の技巧により美しく表現されている。
浮世絵といった古典的なデザインだけでなく、新版画や近代版画といった新しい
デザインの彫り作業にも積極的にチャレンジしている。
また、後世の彫師育成の為、積極的に弟子を受け入れており、2013年10月、
三代目扇令として襲名された。

 

摺師:林 勇介 (はやし ゆうすけ)

1980年生まれ。渡辺木版美術画舗在中。
高校卒業後、京都伝統工芸大学校(現名称)にて、木彫り芸術を学んだが、
卒業後、渡辺木版に入社し、摺師の道を歩む。
約7年のキャリアを持ち、摺師として高い技巧を有してきている。
渡邊木版は、川瀬巴水に代表される新版画の版元であり、新版画においては、
多くのぼかし、かすれの技法が摺りに用いられる。
この作品においては、夕焼けの紅色、木々の緑に、このぼかし技巧が用いられている。
渡邊木版の職人であればこそできうる、表現方法が生かされている。