純和式の畳が浮世絵の額縁になりました
デザイン: 浮世木版オリジナル 彫師: 関岡 扇令 摺師: 岡田 拓也
フレームは2種類からお選び頂けます。
1) 畳フレーム: 実際の畳素材を使用した、純和式のフレームです。
2) 通常フレーム: 木製枠でできた通常のフレームです。
アンコールワット
原図となる写真は2枚。
左写真はアウトラインの参考として、トリミングを行い、右写真は色見本として使用しました。
この2枚の写真から、木版画が作れるデザイン化を行いました。
誰でも体験ができるように、4回摺りで仕上がるようなシンプルな色構成としましたが、うまく摺れば細部まで見えるようにデザイン化しました。
このデザインを元に、伝統の木版画技法に従って、木版画化を進めました。
グリーティングカード版の外装は、浮世木版オリジナルの手作り品です。
見開き構造となっており、更に木版画のみを取り 出すことができる、ポケット構造にもなっています。
和紙のメッセーシガートが゙ 2枚同梱されています。(無地と英字メッセージ付き)
また、封筒も同梱されていますが、これらを合わせても 、総重量は23gに抑えてあります。
封筒の外寸は12cmX17.5cmで、国内に送る場合は定型内で収まります。
4枚の版木は、彫師の手によって伝統技法に基いて掘り起こされました。
輪郭線(墨線)用1枚、色板3枚の非常なシンプルな構成により、体験摺りが容易にできるようにしました。
しかし、墨線用版木は浮世絵同等レベルの細部まで彫られているので、うまく摺れば細部まで現れるような配慮もしました。
(写真一番左をクリックすると、その拡大写真をご覧頂けます)
カンボジアの方々にとって、世界遺産のアンコールワットはシンボル的存在で、国旗にもなっています。
その為もあってか、現地では想定外の来客によって大盛況となりました。
1人1回の体験摺りであったので、なかなかうまく摺ることはできませんが、それでもアンコールワットの 像が現れると、皆さん大喜びでした。
このイベントでは、あくまで体験版としてこの版木を使用しましたが、高いポテンシャルを持っている版木ですので、摺師が摺れば芸術作品にもなります。
その趣旨をIWCSに説明したところ、プロ摺師が作った作品の販売許可も頂きました。
皇居二重橋
皇居二重橋は皇居のシンボルとして、また皇室と国民をつなぐ架け橋として、
さまざまな歴史の足跡を記して来ました。
何百年と変わらぬ景観を人々に与え、修学旅行や東京観光の定番となり、
近年では海外の観光客にも有名な観光スポットとなっています。
また、その石垣、石橋の造形美は、世界に誇れる芸術品であり、
日本を代表する風景でもあります。
その景観を、浮世絵から続く伝統の技法で、精密に木版画にしました。
忠実に再現する為のさまざまな技法に加え、令和時代の足跡を記す
デザインも加えた、新時代の伝統木版です。
2019年10月22日 令和 即位の礼